ぽにゃかしちたね

そのうち更新されなくなる。

映画「君の名は。」について【ネタバレ有り】

こんばんは。

お久しぶりです、はるきゃんです。

最近無職のくせになかなか忙しく、ブログを更新しよう更新しようとずっと思っていましたがようやく更新することができました。

 

 

さて本題ですが、皆さんは今年下半期一番流行ったアニメ映画はご存知でしょうか?そう、新海誠監督の新作君の名は。です(知らんけど)

 

あらすじ

東京の四ツ谷[17]に暮らす男子高校生の立花瀧は、ある朝、目を覚ますと飛騨[18]の山奥にある糸守町の女子高生宮水三葉になっていた。そして、三葉は瀧の身体に。2人とも「奇妙な夢」だと思いながら、知らない誰かの一日を過ごす。

翌朝、無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことを自覚しておらず、記憶もおぼろげになっていたが、周囲の人達の反応やその後もたびたび「入れ替わり」が起きたことによって、ただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づく。2人はスマートフォンのメモを通してやりとりをし、入れ替わっている間のルールを決め、元の身体に戻ったあと困らないよう日記を残すことにした。

性別も暮らす環境もまったく異なる瀧と三葉の入れ替わりには困難も多々あったものの、お互い束の間の入れ替わりを楽しみながら次第に打ち解けていったが、その入れ替わりは突然途絶えてしまう。瀧は風景のスケッチだけを頼りに飛騨に向かい、瀧の様子を不審に思い心配していた友人・藤井司とバイト先の先輩・奥寺ミキもそれに同行する。しかし、たどり着いた糸守町は、3年前に隕石(彗星の破片)の衝突により消滅しており、三葉やその家族、友人も含む住民500人以上が死亡していたことが判明する。(Wikipediaより引用)

 

blogos.com

 

まあこういったブログも書かれるくらい流行った映画です。新海誠監督の作品の中では一番の興行収入じゃないでしょうか。秒速や言の葉の庭なども話題となりましたが、映画館に観に行った方は少ないとおもいます。

 

www.shinkaiworks.com

 

新海誠監督のプロフィールですね。今までの作品なども紹介されています。話題となったのは秒速が上映されてからではないでしょうか。このころから新海誠監督の名前をちょくちょく見かけるようになりました。

秒速5センチメートルを観たことがある方は「君の名は。」を観ることに少なからず抵抗があったと思います。なぜならあの終わり方は救いがなさすぎた。

秒速5センチメートルを観たことがある方ならば想像してしまうでしょう。またバッドエンドなのかと。私も最初は抵抗感ばかりでした。しかし新海誠監督の作る作品は単純に映像美がたまらないのです。今回は全国ロードショウということでさぞかし贅沢な映画なんだろうな、と思い映画館に足を運びました。

 

  

以下ネタバレです。

 

瀧は以前三葉と入れ替わった際に参拝した、山上にある宮水神社の御神体へと向かい、もう一度入れ替わりが起きることを願いながら、3年前に奉納された三葉の口噛み酒を飲み下す。

再び(隕石落下前の)三葉の身体に入った瀧は、三葉の友人である勅使河原克彦、名取早耶香の2人とともに、住民を避難させるために変電所を爆破し町一帯を停電させ、町内放送を電波ジャックして避難を呼びかけるという作戦を画策する。しかし、その計画の要である三葉の父(糸守町長)の説得に失敗してしまう。

瀧の身体に入った状態の三葉に会うため、瀧(身体は三葉)は御神体がある山を登る。生きている世界には3年の時間差がある2人だったが、なぜか互いの声だけは聞こえており名前を呼び互いの姿を探す。お互い近くにいるのは分かっていても、見ることも触れることもできない2人だったが、黄昏時が訪れると入れ替わりが元に戻ると同時に互いの姿が見え、初めて2人は直接会話することができた。

三葉は瀧から住民を助ける計画を引き継ぎ、下山する。計画通りに町を停電させ、避難指示の放送を流すが、その電波ジャックも町の職員に見つかってしまい、避難は進まないまま、三葉は改めて町長である父の説得に向かう。

瀧が「入れ替わり」という不思議な出来事にあってから5年後(「奇跡的に住民が避難訓練をしており死者が出なかった」糸守への隕石衝突から8年後)へと舞台は移る。瀧も三葉も、入れ替わりのこともその相手の名前も忘れていたが、漠然と「誰かを探している」思いだけが残っており、ときおり町中でその相手の気配を感じることがあった。

さらに月日が流れたある日、並走する電車の車窓でお互いを見つけた2人は、それぞれ次の駅で降り、お互いの下車駅に向かって走り出す。ようやく住宅地の階段で互いを見つけた三葉と瀧は、それぞれ歩み寄っていく。すれ違ったところで瀧が話しかけ、2人とも互いに探していた相手だと分かり涙を流し、そして2人は同時に名前を尋ねた。

 

 あらすじは面倒臭いのでウィキから引用。えーっと、一言で言うと壮大なPVでした。音楽がたまらなく良い。最初はRADWIMPSということにも抵抗感があったのです。しかし実際大きなスクリーンと臨場感のある音響を目の前にして感動せざるを得なかった。また、音楽と映像の親和性もとても良かったのでRADWIMPSすまんという気持ちになりました。

私の一番好きなシーンは左手に書かれる「すきだ」という3文字を見て「これじゃ名前わかんないよ」って言うシーンなんですけど(多分みんな好き)、なぜ瀧くんは自分の名前じゃなく気持ちを伝えたのか。名前を伝えて、もう一度出会ってから気持ちを伝えるのではダメだったのか。

きっと私が瀧くんでも「すきだ」って書いていました。きっとその時の瀧くんは三葉の名前を覚えられる気でいたんです。二人が片割れ時に出会った瞬間からお互いは、お互いの名前を呼び合っていました。絶対忘れたくない人、忘れちゃいけない人、お互いその気持ちを相手に対して持っていました。きっと瀧くんは名前を忘れるより、好きだという気持ちを忘れる方が怖かったのかもしれない。いつも何かを探している感覚はきっと、好きだという気持ちを胸のとってもとっても奥底の引き出しにしまってあって、ふとしたきっかけで開くのになかなか開けられないモヤモヤから来ているのかなって思いました。最初は、やっぱり二人は出会えずにお互い知らない人と結婚して別々の人生を歩んでいくんだって思ってました。でも予想を裏切られました。もちろん良い形で!出会えて本当に良かった。瀧くんが糸守町を救ったのは無駄じゃなかった。瀧くんに言いたいです。あなたが糸守町を救ってくれたから、三葉と出会えたんだよって。今度は左手に伝えるんじゃなくて、瀧くんの口から、瀧くんの言葉で、好きだという気持ちを伝えてあげられれば良いなと思いました。

 

君の名は。」、劇場に3回観に行ったんですけど3回とも化粧がっつり落ちるくらい泣きましたね。スピンオフ作品で二人が結ばれることを切に願っております! 

ではお休みなさい。